自転車通勤・通学にも、サイクリングにも!ESCAPEシリーズがはじめてのスポーツバイクにぴったりな理由

ESCAPEUSERSおよびCyclingEXのもとには、縁あって3台のESCAPEシリーズがやってきました。街乗り用として手に入れた2010年モデルのESCAPE R2、そして長期インプレ車として長期貸し出しされたESCAPE AIRとESCAPE RX3(ともに2013年モデル)です。

いずれのもいわゆる「過去モデル」となっていますが、現在のESCAPE RやAIR、RXシリーズに至るまで変わらないものがあります。フラットハンドルのクロスバイクであること、アルミフレームであること、タイヤが700×28Cであること……などいろいろありますが、ここではある点に注目してみたいと思います。

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こちら、2010年モデルのESCAPE R2。

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そして、そのジオメトリー。

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そしてこちらは2013年モデルのESCAPE AIRと、

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ジオメトリー。

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2013年モデルESCAPE RX3と、

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そのジオメトリー。

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そして現行2015年モデルのESCAPE R 3と、

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そのジオメトリーです。

2015年モデルのR 3だけカタログ写真ですみませんが、いちおう全部フレームサイズ500mm(M)で揃っています。ジオメトリー表の赤い枠はこちらで付けました。

自転車の写真、そしてジオメトリー表も見比べてみると、年式やモデルが変わってもジオメトリーには大きな変化がないことがわかります。とはいえここで言いたいのは、単に「ジオメトリーの数値がほとんどいっしょだね」ということではありません。

自転車用語的言えば、表で赤く囲った「トップチューブ」は短めで「トップチューブ」は長め。つまり、ESCAPEシリーズは一貫して「ハンドルが近めで高め」の設計です。こうすることで、ビギナーでも乗りやすいスポーツバイクに仕上がっています。

ジャイアントは約10年前の初代ESCAPE R3で他ブランドに先駆けてこのようなジオメトリーを導入しましたが、当時は異端の存在でした。その頃はフラットハンドルのクロスバイクでも、ハンドルは意外と低くて遠いものが多かったのです。もちろん最近のクロスバイクはみな同じような方向を向いているのですが、ジャイアントのESCAPEシリーズは今でもひときわ「ハンドルが近めで高め」なのが特徴と言えます。

上体が起きた乗車姿勢は、一般的には「体への負担が少なくて楽である」と捉えられますが、他にもメリットがあります。

まず「視界が良い」こと。とくにスポーツバイクに乗り慣れていないビギナーにとって、無理のない乗車姿勢は周囲への目配りのしやすさにも直結します。先の交通状況を見る、後方を確認するといったこともやりやすくなります。

そして、普段着でも乗りやすいこと。上体が起きていれば、ジャケットにスラックスのスタイルでビジネスショルダーを肩にかけてもジャケットの突っ張り感は少ないですし、バッグもかけやすいのです(もちろん、それで長い距離を乗ると肩や腰が痛くなることもあるでしょうけど)。

このようなジオメトリーに由来する乗りやすさと、ロードバイクの入門グレードに匹敵する軽快な走行性能が合わさって、多くの人にスポーツバイクに乗る感動を与えてきたESCAPEシリーズ。きっとこの春も、多くの人をスポーツバイクの世界に誘うことでしょう。