「FCR」シリーズを振り返る

CyclingEXのほうで各ブランドの2016年モデルをいろいろと紹介しています。今はGIANTの展示会で見たニューモデルのネタを記事にしているので、GIANTの情報が多めになっています(そのうちアンカー、ルイガノ等々が出てきます)。

ニューモデルの情報とともに、展示会に行くと明らかになるのが「廃番モデル」です。「ああ、あのシリーズは無くなったんだ」ということが、当然ながら起こります。GIANTの2016年モデルでは、フラットバーロードの「FCR」がありません。

FCRとは「Flat bar Compact Road」の略。2002年モデルでFCRが登場した当時、GIANTのロードバイクはスローピングフレームによるコンパクトな設計をアピールするために「Compact Road」という言葉を使っていました。それのフラットバーだから「FCR」なわけです。

メッセンジャーがロードバイクをフラットハンドルにして使ったりしていて、フラットバーロードがもてはやされた時期でもありました。

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初代「FCR ZERO」。アルミのエアロフレームにフラットハンドルという組み合わせが、とても斬新に見えました。

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下位グレードの「FCR 1」「FCR 2」は、一般的なフレーム形状でした。

FCRシリーズは、ESCAPE Rシリーズが登場する3年前に発売されています。そして、ESCAPE Rシリーズよりも一足早く、街を席巻したスポーツサイクルでした。

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2006年モデルの「FCR ZERO」。このモデルから、トップチューブが短くなり、少々極端なキャラクターになります。

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そしてフルカーボンの「FCR COMPSITE」も登場。当時300,000円(税別)でした。

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2007年モデルではフルカーボンが無くなり、カーボン+アルミの「FCR ALLIANCE」に。

2008年モデルではそのALLIANCEも無くなりました。

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そして2009年モデルの「FCR ZERO」で、このかたちになりました。

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下位グレードが比較的おとなしい形状をしていたのは、2011年モデルまで(写真は2011年モデルのFCR 2)。

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2014年モデルでは、まさかの?ドロップハンドルバージョンが登場。「F」はどこへ行った!

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2015年モデルの「FCR ZERO」です。このデザインも、2009年モデル〜2015年モデルと(途中細かな変更はあるのですが)、長続きました。そして2015年モデルが、現在のところ「最終モデル」ということになります。

2017年モデル以降、FCRシリーズの復活があるかどうかはわかりませんが、エアロロードなら「PROPEL」シリーズがありますし、軽量でよく進むフラットハンドルのオンロードバイクということであれば、「ESCAPE RX」シリーズがありますし、「ESCAPE AIR」だってあります。FCRシリーズが担ってきた役割は、(すでにそうであったように)これらのモデルに取って代わられるのでしょう。

「はじめて買ったスポーツ自転車がFCR」という人も多いと思うので、ちょっとまとめてみました。

リンク:ジャイアント