街乗りから始めよう!ライディングを“ちょっとだけ”スケールアップする12ヶ月 (1)「2駅先」は意外に近かった

初めてESCAPE RXシリーズやAIRのようなクロスバイクに乗ると、シティサイクルとはまったく異なる自転車の走りに、思わず顔がほころびますよね。そんな自転車でいつもの街中を走ってみると、それまでとは違った景色が見えてくるかもしれません。でもせっかくのクロスバイクだから、いつもの街を飛び出してみませんか。

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私が大人になって初めてクロスバイクを買ったのは、2001年のことでした。そのときまだGIANTのESCAPE Rシリーズは登場していなくて、本当は当時GIANTが出していた「CS7000」というクロスバイクが欲しかったのだけれど、行ったショップでは扱っておらず、その頃地味に(といったら失礼ですが)人気だったGTのクロスバイクを買ったのでした。

当時私が住んでいたのは東京都町田市にある鶴川団地というURの団地でして、買ったショップは電車で2駅先の町田駅近くにあるショップ。買って家まで自走して帰ると8kmほどの距離になりました。当時、400ccのバイクが主な移動手段だった私にとって、8km「も」自転車で移動するのは、ちょっとしたチャレンジでしたが、実際に走ってみると、車道走行の緊張感こそあるものの「なんとかなるもんだな」と思ったものです。

なるほど、クロスバイクってのは、簡単に街を越えられるのだ、と。

そこで私は、別方向の「2駅先」を目指してみることにしました。鶴川から小田急線で、町田とは逆方向への2駅先というと、新百合ケ丘です。電車で移動しようとすると、駅まで徒歩20分、電車で5分。待ち時間も入れると30分かかります。これをエンジンの付いたほうのバイクで行くとどうなるかというと、日中は渋滞していてすり抜けもままならないほど狭い区間があるため、なんだかんだで20分ほどかかったりします。

そこを、裏道を走りつないで自転車で行くと、どうなるか。


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それまで新百合ケ丘までの距離など真面目に考えたことがなかったのですが、実際に走ってみれば、たったの6.2km、ゆっくり走っても25分もあればついてしまうことがわりました。

たかが6kmちょいですが、当時の私は目からウロコが落ちたような気がしました。鶴川と新百合ケ丘、2駅しか離れていないけど、片や東京都町田市、片や川崎市麻生区。電車で頻繁に通っているとはいえ、生活圏としては完全に「別の街」で、気分的に町田駅と新百合ケ丘駅のどっちが遠いかと言ったら圧倒的に新百合ケ丘でした。町田に向かうより、道路も渋滞しているし。

なんだ、近いじゃん!そして自転車ってすごいね!と思うと同時に、ふと中学生の頃を思い出しました。アラヤのMTBに乗っていた当時、それくらいの距離は当たり前に走っていたのです。そうか、十数年のうちに無くした物は大きそうだな……などと思いつつ、「じゃぁ、あっちも近いんじゃないか?」と、次なる街を目指すことにしました。

……とまぁ、そんな自分の体験を踏まえつつ進めるのが、「街乗りから始めよう!ライディングを“ちょっとだけ”スケールアップする12ヶ月」です。ひとつ、よろしく。