「ESCAPE R前夜」のGIANT

今年の2月でジャイアントの日本法人が25周年を迎えるそうで、そのせいもあってGIANT JAPANのFacebookページがときおり回顧ムードを醸し出しています。

GIANT JAPAN(Facebookページ).

ちょっと便乗させていただきまして「ESCAPE前夜」の、GIANTの街乗りオンロードバイクを振り返ってみましょう。

ESCAPE Rシリーズが登場するのは2004年の秋、2005年モデルとしてです。では、2004年モデルではどんなクロスバイクがあったのか。当時力が入っていたのは、CRSシリーズです。

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「CRS 3」、5万円を切る価格の快速系クロスバイク。

ぱっと見た感じはESCAPE Rシリーズに似ているように思いますが、ジオメトリーの考え方がまったく異なります。

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トップチューブが、長い!

もちろん、従来のスポーツサイクルの定説に従えば、コレで問題はありませんし、こういうスタイルのクロスバイクは今でもたくさん存在します。ただ、GIANTはこのあとで大きな方針転換をして、トップチューブは短く、ヘッドチューブは長く、そしてタイヤは700×28Cと細い、ESCAPE Rシリーズを出すことになります。

まぁ「それにしてもCRSのトップチューブは長かったよね」という話を、耳にしないわけではありませんが……。

お次はこちら。

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「CROSS 3400」です。今見ても安心感のあるパパチャリスタイル。2014年モデルの「CROSS」や「SUITTO」のご先祖にあたる、コンフォート系のクロスバイクです。このCROSSの上体が起きたジオメトリーと、CRSのスポーティーな性能の良いとこ取りをしたのが、ESCAPE Rシリーズだと言うこともできるでしょう。

さて、当時のGIANTのランナップの中で、街乗り系オンロードスポーツ車のイメージリーダーだったのは、やはりFCRシリーズです。

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2004年当時、3シーズン目を迎えたFCRシリーズの最廉価グレードだった「FCR 2」です。メッセンジャースタイルに影響を受け、(XC−MTBにスリックタイヤ……というスタイルを経て)フラットバーロードが流行った時期でした。

ESCAPE Rシリーズが定着して以降のFCRシリーズは、モノ好きな人のために思い切ったデザインとする傾向があるように思います。